体温を1℃上げ 免疫力アップ
重炭酸温浴法のススメ〈その1〉

免疫力が高まると病気にかかるリスクが減り、健康的に過ごせます。「体温を1℃!上げなさい」の著者の小星重治さん(76)は、重炭酸温浴法で免疫力アップを図り、万病を防ぐよう提唱しています。その効果を語ってもらいました。 (聞き手/柳川 慎一)

睡眠の質を改善 万病を防ぐ

冷えはあらゆる病気の元です。体が冷えると寝つきが悪くなるなど睡眠の質が悪化。血行不良で免疫力が下がります。誰も避けることができない加齢とストレスでも低血流・低体温になるのですが、重炭酸温浴法はお風呂に入るだけで、簡単に血流をアップさせて体温を上げ、免疫力を高めます。高齢だからとあきらめる必要はないのです。

血流や体温調整に欠かせないのは自律神経の働きです。交感神経と副交感神経がありバランスが大切なのですが、交感神経の緊張が続くと血流が低下し、不眠や老化の原因にもなります。睡眠時に働く副交感神経が優位になると、血管が拡張し血流がアップ。体温が上昇し免疫力が改善されるのです。重炭酸イオンを含むぬるめのお湯に15分以上ゆったりつかる重炭酸温浴法は副交感神経に切り替えるスイッチになります。

免疫を維持するのに大切なリンパ球を増加させる理想の体温は3.5~7度といわれます。私は66歳の時に重炭酸を用いた入浴剤を開発し、この温浴法を発見してから36.8度以上の理想的な平熱を維持し、この10年風邪ひとつひいたことがありません。

体温を1度上げて最も変わるのは睡眠の質です。ぐっすり眠れば疲労も解消されます。基礎代謝も上がり脂肪を燃焼しやすくなり、メタボを改善します。頭痛や肩こりなど更年期障害から解放してくれます。毛細血管が活性化し、酸素や栄養素を細胞のすみずみまで送り届け老廃物を回収するので、臓器機能の回復や病気の予防にも役立つのです。

問い合わせは、一般社団法人重炭酸温浴健康療法普及促進協会(0974・75・2000)

(記事内容は、読売ファミリー発行日、2020年11月11日現在のものです)

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著者:小星重治・ホットアルバム炭酸泉タブレット代表取締役。1963年、小西六写真工業(現・コニカミノルタ)入社。写真現像に使う薬剤の錠剤化など写真技術を次々開発。99年、紫綬褒章を受章。